小唄・端唄などまったく唄ったことのない私でも、習うことはできますか?
もちろんです。誰でも、最初はまったくの初心者でした。それが、真千子先生の本当にやさしく丁寧で隅々まで気を配る教え方で、みるみる唄えるようになります。
具体的には、どんな教え方をしてくださるのですか?
小唄も端唄も、最初にお渡しするお手本のCDに収録した唄の順に学んでいきます。
歌詞集で習う曲の詞を覚えながら真千子先生の唄に合わせて唄っていきます。そのときに、譜面もお渡ししますから、三味線の調子も自然と身についていきます。
小唄と端唄はどう違うのでしょうか。
その違いは聞くとすぐにわかりますが、大雑把に言って、端唄は江戸時代からの流行歌、小唄は粋な座敷唄と考えてください。三味線との関係でいえば、端唄は三味線を弾くのに撥(ばち)を使う撥弾きで、小唄は爪(つま)弾きです。爪弾きというのは、右手の人差し指の爪と指頭の肌とが接する間に三味線の糸を当てて弾くことです。この違いから端唄が小唄よりもにぎやかに聞こえ、小唄は粋に聞こえるようです。
では、端唄の場合、三味線は必ず撥で弾くべきなのですか?
そんなことはありません。端唄も小唄も、共に、爪弾きでもいいのです。ですが、唄の本来の雰囲気を生かすという意味では、やはり、端唄は撥弾き、小唄は爪弾きの方がいいようです。
では、游芸節では、小唄と端唄の三味線の弾き方はどう違うのでしょうか?
游芸節では違いません。游芸節では、小唄も端唄も、正式には、三味線を弾くのに象牙の小爪撥を使用します。ですが、お稽古は、小唄も端唄も、爪弾きで三味線を弾いて一向にかまいません。唄そのものには変わりはないからです。ただ、三味線の音が違って聞こえるでしょう。ですから、松竹梅の12×3=36回を修了された方で、次の游芸節のステップに進む方は、やがて象牙の小爪撥を使用されるといいでしょう。
そのほか、ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。