游芸節は、游芸真千子がその生涯をかけて完成しつつある、象牙の小爪を撥(ばち)に三味線を弾く、長唄・地唄に新しい曲調を取り入れた激しくも優艶な弾き語りです。演目は、すべて、游芸真千子の作詞・作曲による弾き語りです。
游芸節の特長は、家元である游芸真千子が、伝統的な小唄・端唄などの素晴らしさを身につけた上で、幼いときから今日までの長い三味線弾きの芸歴のなかで身につけた長唄・常盤津・大和楽などのすぐれた節々に、特に真千子独特の曲調を色付けに生かし、その詩才の赴くまま、時に激しく、時に優艶、時に嫋嫋たる言葉を駆使した詩を乗せて、象牙の小爪の撥(ばち)で弾く、素晴らしい三味線の音と唄にあります。
真千子の言葉を借りれば、游芸節は種々の唄の音の「まぜご飯」です。ある意味、現代の方に、より親しみやすく奏でる楽しさを感じて頂ける「新しい邦楽の世界」とも言えるでしょう。
お教室では、まずは一般的な古典曲で小唄・端唄・三味線の基礎を学んで頂き、そののち、「游芸節」の名取をご希望の方に、その真髄をお伝えしていきます。
游芸真千子の游芸節・三味線の音色をお聴きいただけます。
下の三角ボタンをクリックしてください。
♪ 游芸真千子作詞「鬼灯(ほおずき)」
♪ 游芸真千子作詞「風小僧」
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【おけいこ三味線】
【撥(ばち)】
小爪撥と大撥(共に象牙製)